SR1624 不静定トラス力学実習・教育用装置I. 製品概要
トラスは、軽量かつ高剛性な構造体として、ホール、橋梁、クレーン、タワー、マストなどの建設に用いられています。トラスは鋼製構造物であり、構成する部材(バー)には圧縮荷重または引張荷重が作用しますが、曲げモーメントは生じません。
本実験の目的は、単一の外力が作用する平面トラスにおいて、各部材に生じる軸力を測定することです。実験装置の部材端部には、節点ディスクへ容易に固定できるよう取り付け穴が設けられています。長さの異なるタイロッド(引張・圧縮部材)が用意されており、これらを組み合わせることで2種類の静定トラスを構成可能です。
試験用部材は節点ディスクを介してピン接合されており、圧縮または引張の応力のみを受けます。節点においてモーメントは伝達されず、摩擦のない理想的な接合部とみなすことができます。したがって、本装置のトラスは理想トラスとして扱うことが可能です。節点ディスクに接続された載荷装置によって外力が加えられます。トラス部材に作用するすべての力は、ひずみゲージを用いて測定・記録されます。表示部では、力測定用タイロッドに作用する力を直接確認することができます。
II. 性能仕様
入力電源:単相 220V 50Hz
重量:約30 kg
使用環境:-10℃~40℃、湿度85%未満
寸法:970×450×1000 mm
橋床サイズ:660×75 mm

III. 構成部品リスト
3.1 本体
番号 名称
1 調整ロッド
2 ブラケット
3 全体フレーム
4 節点プレート
5 デジタルインジケータ
6 載荷用ウェイト
7 センサ
8 データ収集モジュール
データ収集モジュール(前面)
データ収集モジュール(背面)
節点ディスク
3.2 付属品
番号 名称
1 電源コード
2 ダイヤルインジケータ用部品
3 分割プレート
IV. トラスの概要
トラスとは、ロッド(部材)の両端をヒンジで互いに接合して構成された構造物です。一般的に、トラスは直線状のロッドから成る平面または空間構造であり、三角形のユニットで構成されています。トラスのロッドは主に軸方向の引張力や圧縮力を負担するため、材料の強度を最大限に活かすことができます。スパン(支間)が大きい場合、ソリッドな梁(はり)と比較して、材料の節約、自重の低減、および剛性の向上が可能です。
トラスの利点は、ロッドが主に引張力や圧縮力を負担することで材料の特性を十分に発揮させ、材料を節約し、構造物の重量を軽減できる点にあります。
