SR-W7 沈殿槽模型(流体工学・教育・実習用機器)1. 技術仕様
容量80Lの堅牢なアクリル製沈殿槽には、水道水またはスラリーを供給可能です。スラリーは、120Lのサンプタンクから遠心ポンプによって圧送されます。サンプタンク内のスパージング装置により、スラリーは懸濁状態に保たれます。
各供給ラインには流量計が装備されています。水道水用流量計の測定範囲は0.5~5.0 L/min、スラリー用流量計の測定範囲は0~2 L/minです。
水理学的トレーサー試験や流れの可視化実験を行うための、色素注入システムが組み込まれています。
色素トレーサーを用いた流動状態(フローレジーム)の測定および理想的な流動モデルとの比較。
流量やバッフル(邪魔板)の位置といった変数が流動状態に及ぼす影響の確認。
沈殿物除去効率の測定。
2. 製品技術データ
装置寸法:長さ2000mm × 幅800mm × 高さ1530mm
装置電源:電圧 AC220V、電流 2A、周波数 50Hz
撹拌用モーター:電圧 DC24V、回転数 200 rpm
ダイヤフラムポンプ:電圧 DC24V、最大電流 2.0A、流量 2.7 L/min、最大圧力 8 kgf/cm²
ブースターポンプ:最大流量 18 L/min、最大揚程 20 m、定格流量 12 L/min、定格揚程 12 m
入力電力 150W、定格電圧 220V、定格回転数 2800 rpm、周波数 50Hz
絶縁クラス E、静電容量 4.5 μF
流量計A 0~1000 L/h、流量計B 0~250 L/h

3. 装置の概要
沈殿槽では、重力を利用して懸濁液(サスペンション)から固形分を分離します。そのためには、固形粒子の密度が液体の密度よりも大きい必要があります。
本装置では、沈殿槽における分離プロセスの影響要因について検討を行います。まず、水と沈降性炭酸カルシウムの懸濁液をタンク内で調製します。ポンプによって懸濁液が沈殿槽へ送られます。沈殿槽内では、懸濁液と清水(流入水)が混合され、入口部を通って槽内へ流入します。固形分は沈殿槽の底部へ沈降します。処理水は沈殿槽の出口から流出します。
懸濁液および清水の流量はバルブで調整され、流量計で表示されます。これにより混合比を制御し、混合液中の固形分濃度を調整することが可能です。懸濁液の状態を均一に保ち、早期の沈殿を防ぐため、懸濁液の一部をバイパスさせて懸濁液タンクへ戻す循環を行っています。水の流れの状態や沈殿プロセスを観察しやすくするため、沈殿槽は透明な素材で作られています。
沈殿槽内には、流れを遮るためのバッフル(邪魔板)を設置することができます。バッフルの水平および垂直方向の位置は調整可能です。この位置調整は、流れの状態や分離プロセスの効率に影響を与えます。
4. 実験内容
沈殿の基本原理
沈殿槽内の懸濁物質(固形粒子)
分離プロセスの効率への依存性
懸濁液の固形分濃度
流量
バッフルの位置
