CE 702 嫌気性水処理流体工学訓練装置、教育装置、教育用装置1.概要
CE 702は、生物学的嫌気性水処理の実演装置です。この訓練装置は、基本的に以下の2つのユニットで構成されています。
- 二次沈殿槽付き撹拌槽
- UASBリアクター
両ユニットは、単独でも組み合わせても使用できます。これにより、単段式と二段式の両方の運転モードが可能です。二段式運転では、まずポンプによって原水が撹拌槽に送られます。この槽内で、原水に溶解している有機物の酸性化が行われます。ここで、嫌気性微生物が長鎖有機物を短鎖有機物に変換します。二次沈殿槽では、撹拌槽から排出されたバイオマスが水から分離されます。分離されたバイオマスは、ポンプによって再び撹拌槽に戻されます。
二次沈殿槽から、このように前処理された原水はUASBリアクター(UASB:上向流嫌気性スラッジブランケット)に送られます。ここで、嫌気性分解の最終段階が行われます。事前に生成された短鎖有機物は、特殊な微生物によってバイオガス(メタンと二酸化炭素)に変換されます。 UASBリアクター内の流れは底部から上部へ向かいます。リアクター上部には分離システムがあり、発生したガスを処理水から分離します。また、バイオマスがリアクター内に留まるようにします。ガスは外部に排出することも、回収することも可能です。処理水はリアクター上部から排出され、タンクに回収されます。
UASBリアクター内の流速を調整するには、処理水の一部を循環させることができます。
撹拌槽とUASBリアクター内の温度は制御可能です。撹拌槽内のpH値は測定され、UASBリアクター内のpH値も制御できます。データ取得と目視検査には、ソフトウェアとウェブカメラが利用できます。
実験を行うには、嫌気性バイオマスと分析技術が必要です。推奨される測定項目は、COD(化学的酸素要求量)、窒素、リンです。

2. 仕様
有機物の嫌気性分解
二次沈殿槽付き撹拌槽
分離システム付きUASBリアクター
原水タンクと処理水タンクを備えた独立した供給ユニット
単段式または二段式運転モード
撹拌槽およびUASBリアクター内の温度制御が可能
UASBリアクター内のpH値制御
Windows 7、8.1、10対応のUSB経由データ取得用ソフトウェア
ウェブカメラによる目視検査
3. 技術データ
タンク
撹拌槽:30L
二次沈殿槽:30L
UASBリアクター:50L
原水タンク:180L
処理水タンク:180L
流量(最大)
原水ポンプ:10L/h
返送汚泥ポンプ:10L/h
循環ポンプ:100L/h
定量ポンプ:2×2.1L/h
測定範囲
pH値:0~14
温度:0~100℃
400V、50Hz、3相
400V、60Hz、3相
230V、60Hz、3相
