SR215 2段軸流ファン 流体工学実習・教育用機器1. 概要
プラントにおいて、圧力を高めるために軸流ファンを直列に接続することがあります。理論上、2台のファンを直列に接続すると、圧力上昇は2倍になります。
本実習装置は、2段軸流ファンの特性を調査・学習するためのものです。圧力および流速の分布を測定するための装置が組み込まれています。
本装置は、同一の軸流ファン2台を備えた測定部で構成されています。空気入口には、入念に設計されたノズル形状と整流板が設けられており、測定部において乱れの少ない均一な流速分布を確保しています。各ローターの羽根(ブレード)は角度を個別に調整可能です。また、出口側には案内羽根(ガイドベーン)機構が装備されています。この案内機構は、流出する空気の角運動量を軸方向に変換し、圧力の上昇を可能にします。測定部の出口には、オプションとしてエルボ(管曲がり部)を取り付け、流れの向きを変えることも可能です。測定部からファンを1台取り外すことで、残りのファン単独での運転特性を調べることもできます。
流量は入口ノズルを用いて測定されます。

2. 技術的詳細
仕様
2段軸流ファンの調査
同一の単段ファン2台を直列または個別に運転可能
個別に調整可能な羽根
両ファンとも周波数変換器(インバータ)による回転数制御が可能
円滑で乱流の少ない気流を実現する、流動最適化されたノズルおよび整流器
配管内の風量はスロットルバルブで調整可能
出口には流路変更用のエルボ(オプション)を設置可能
ロータおよび案内羽根(ガイドベーン)前後の差圧を測定する3孔プローブ付き測定装置
各ファンの上流および下流における圧力・温度用センサ
入口ノズルによる体積流量の測定
3. 技術データ
ファン2台
駆動モータ定格出力:3.45 kW
最大差圧:798 Pa
回転数:0~2850 min⁻¹
羽根角度調整範囲:最大39°
測定部内径:400 mm
測定範囲
温度:0~100 °C
差圧:±25 mbar
プローブの半径方向位置:100~200 mm
400 V、50 Hz、3相
400 V、60 Hz、3相
